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人は皆、何らかの思想の手段として生涯を生きる

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という一面は、あるのだろう。 この考えの背景には、人を、社会の中で何某かの役割と機能(及び、それにともなう責任)を果たす存在として見るという視点があると、推定される。 僕は、自分の仕事を通して、時代の要請に合った成果を残したいと思っている。そのように生きたい、とも思っている。だけど、それが何であれ人一人にできることはタカが知れている。 このところ、死ぬまでに何をやり遂げたいか、とか、人生の目標は、といったテーマから、徐々に離れていく自分を感じる。 それは、就職活動のころ。就職氷河期だったこともあって、「世の中、何はともあれ手に職を付けて、一人で生きていくための経済力につながるスキルを手にしたい」という欲求が惹起された瞬間から始まったものと思われる。「自分の葬式までのストーリーとしての人生」という視点を捨てて、より直截的な生き方にシフトした、と言えるのかもしれない。 刹那主義、と言えるかどうかは疑問だけれど。人生を微分をしていけば、自分の時間の価値が他者のそれと、さほど何ら変わりのないものの様に思う。 そうだとすれば、その時々で大切だと思うことに丁寧に向き合う習慣こそが、使命を果たす近道なのだろうと思う、今日このごろ。