世界のエリートが学んできた 「自分で考える力」の授業(著:狩野 みき)を就職活動の自己分析に使ってみた
それは6W1H。ポイントは、「まずは自己分析」ではない、ということです。大体の就職サイトは初めに自己分析を推奨するようなことが書いてありますが、僕の自論は「自己分析は最後」というものです。
という訳で、下記に記します。
Why:何故、就職するのか?
- 目指す世の中を現実のものとしたい
- 自己実現/自己表現したい
- 同志と感動を分かち合いたい
こんなところでしょうか。
僕のケースだと、起業家精神っぽく「こんな世の中にしたい!!」という想いはさほどなく。一方で「誰にも頼らず、1人で生きていけるスキルが欲しい」と思ってました。
何故なら、就職活動中の当時はリーマン・ショック直後。倒産の危機にある大企業がしばしばニュースで取り上げられたためか、大企業には魅力はなく、またホリエモンの様にベンチャー企業を興しても躓いてしまう時代にどうすれば良いかを考えていたためです。
すると、自ずと「もう会社に頼れない時代なんだな」というシグナルを読み取り、自分の身は自分で守らないとなァ・・・正直、面倒くさいなァ・・・とか思うようになりました。
また、僕は子どもが欲しかったので、育児を考えると「かっこいいパパ」「素敵な夫」にならねばなりませんw となると、早い内に高い報酬を獲得して奥さんのキャリアデザインに自由度を持たせる必要があると考えました。
何故なら、現状として女性の社会進出は未だに障害の多いもので、一度仕事から離れてしまうと復帰が難しい時代だと思っていて。となると、出産・育児のプロセスでは女性ではなく男性が休職(または一時退職)して家庭を守ることだって必要なんじゃないか?と思っていたからです。
しかし、ただ僕が仕事をしなくなってしまうだけだと世帯収入は奥さんだけに頼らざるをえなくなります。
そこで、個人事業主としても稼げるスキル・ナレッジが身に付けて、僕も育児の隙間の時間で稼げさえすれば、そのような人生の選択だって取れるんじゃないか?と考えたのです(なァ、「兎に角、自由に生きたい」と思っていたので、経済的な余裕は「ないよりはあった方が」断然良いよね、という話でもありますね)。
また、僕は子どもが欲しかったので、育児を考えると「かっこいいパパ」「素敵な夫」にならねばなりませんw となると、早い内に高い報酬を獲得して奥さんのキャリアデザインに自由度を持たせる必要があると考えました。
何故なら、現状として女性の社会進出は未だに障害の多いもので、一度仕事から離れてしまうと復帰が難しい時代だと思っていて。となると、出産・育児のプロセスでは女性ではなく男性が休職(または一時退職)して家庭を守ることだって必要なんじゃないか?と思っていたからです。
しかし、ただ僕が仕事をしなくなってしまうだけだと世帯収入は奥さんだけに頼らざるをえなくなります。
そこで、個人事業主としても稼げるスキル・ナレッジが身に付けて、僕も育児の隙間の時間で稼げさえすれば、そのような人生の選択だって取れるんじゃないか?と考えたのです(なァ、「兎に角、自由に生きたい」と思っていたので、経済的な余裕は「ないよりはあった方が」断然良いよね、という話でもありますね)。
What:どんな仕事であるべきか?
- 自分の興味・関心の沸く分野・志向性に合った分野、これまで自分が努力してきた分野
- さほど大勢の人が専門性を持っていない分野(≒専門職)
- 雇う側の企業が人材育成にコストを費やしてくれる分野(≠長時間労働)
自分自身のビジョンを現実にするためには、就労経験から得られる 「何か」を目的達成の手段として手に入れる必要があります。就職は、そうした就労経験を手に入れるための手段なのです。
【これからの時代に求められる学びのスタイル:茂木健一郎×波頭亮(第6章 傑出した能力を育てるポイントは、累積の努力の量とその中身)】
因みに、一流レベルになるには、累積の努力の量とその質が問われるということが学術的な研究で分かっています。どの道、継続できる仕事でなければ努力は身に付いていかないのです。
となると、より自分が専門性を身に付けやすく、かつ一流レベルになりやすい分野を選ぶべきだと。僕は、思います。それが、ここに挙げた3つの条件を満たす仕事だと考えたのです。
僕のケースだと、塾講師をしてたころの自分のモチベーションが非常に高かったことから「考えること、話すことそのものを仕事にしたい」という想いからコンサルティングという仕事に興味を持ちました。
そして、「経営コンサル、SIerコンサルのどちらも先細りし出している」という情報から「まだ成熟していないコンサルティング市場とは何か?」という問いを立てて「Webをテーマにした戦略コンサルティングならまだ少数派だし、今後ビジネスで必要とされる人材ではないだろうか?」という仮説を導き出しました。(この仮説が当たったかは、定かではありませんが・・・)
また、個人事業主としても稼げるスキル・ナレッジを身に付けるには少人数であってもPJTを回す必要のある小さな組織が良いだろう、そして、大手コンサル出身者の会社であれば、一定水準の(というか、一般的な水準、というか…)コンサルティングの仕事の仕方を身に付けられる環境だろう、と考えました。(この仮説が当たったかは、、以下略)
これらの想いを、就職活動の“軸”とも言いますね。
【これからの時代に求められる学びのスタイル:茂木健一郎×波頭亮(第6章 傑出した能力を育てるポイントは、累積の努力の量とその中身)】
因みに、一流レベルになるには、累積の努力の量とその質が問われるということが学術的な研究で分かっています。どの道、継続できる仕事でなければ努力は身に付いていかないのです。
となると、より自分が専門性を身に付けやすく、かつ一流レベルになりやすい分野を選ぶべきだと。僕は、思います。それが、ここに挙げた3つの条件を満たす仕事だと考えたのです。
僕のケースだと、塾講師をしてたころの自分のモチベーションが非常に高かったことから「考えること、話すことそのものを仕事にしたい」という想いからコンサルティングという仕事に興味を持ちました。
そして、「経営コンサル、SIerコンサルのどちらも先細りし出している」という情報から「まだ成熟していないコンサルティング市場とは何か?」という問いを立てて「Webをテーマにした戦略コンサルティングならまだ少数派だし、今後ビジネスで必要とされる人材ではないだろうか?」という仮説を導き出しました。(この仮説が当たったかは、定かではありませんが・・・)
また、個人事業主としても稼げるスキル・ナレッジを身に付けるには少人数であってもPJTを回す必要のある小さな組織が良いだろう、そして、大手コンサル出身者の会社であれば、一定水準の(というか、一般的な水準、というか…)コンサルティングの仕事の仕方を身に付けられる環境だろう、と考えました。(この仮説が当たったかは、、以下略)
これらの想いを、就職活動の“軸”とも言いますね。
Where:どんな企業を志すのか?
ここで、初めて「どんな会社にしようかな?」という話になります。いきなりリクナビを見てても、その情報量に圧倒されるだけです。リクナビは就職情報検索サイトです。検索するという行為は、ユーザーに目的があって初めて成立します。したがって、就職情報サイトを見るのは、ある程度目的を絞ってからが良いでしょう。
僕のケースだと、いわゆる大企業よりもベンチャー企業の方が肌が合うな、と思うことがあったので普通の就職情報サイトに載っていない様な小さな会社を目指しました。
When:いつまでに就職活動を終えるのか?
ここの〆切の切り方にはセンスが出ます(たぶん)。何故なら、この〆切から逆算して就職活動の“軸”を見直したり、エントリーする企業数の見直しをするようになるからです。
僕のケースだと、けっこうテキトーで、、「第二新卒もあるし、1,2年フリーターでも良いや」ぐらいに思ってました。あまりに落とされ続けたので、けっこう諦めてましたね。はい。(こういう考え方は、正直おススメしません・・・)
How:どの媒体を使うのか?
ついに媒体です。リクナビ、マイナビといった大手から、ジョブウェブ、Goodfindといったベンチャー企業向け、Wantedlyの様なソーシャルリクルーティングなどなど…小学生がスマートデバイスを使いこなしてyoutubeで話題を共有するこのご時世、たくさんあって目移りしてしまいます。
が、管理能力を考えると、同時並行で採用選考を管理できるのは恐らく3つが限度でしょう(僕は2つが限界でした)。「どんな企業を目指すのか?」によって使うべき就職情報サイトは異なります。もし想像が付かない場合は、就職情報サイトの運営会社の担当者にじっさいに話を聞きに行くのが早いかもしれませんね。
僕のケースだと、Goodfind、Google検索を中心に企業を探し気になるテーマで仕事をしているところをピックアップしていきました。
たとえば、Google検索で"Web ベンチャー コンサル"で検索した後、ヒットした企業上位200社に興味のある順にエントリー(中には新卒採用選考を終了していた企業もあった.「そんなの関係ねぇ」とばかりにメールで履歴書・自己PRを送って「会って下さい」と電話で連絡)。
また、「何社も選考中企業(“テゴマ”なんて言いますよネ)をキープしてパラレルに選考を進めるのは、人として誠実ではない」と思い、一社ずつ人生を懸けて選考に臨む―というかんじでした。
Who:PRすべき自分の経験は何か?
どんな自分の魅力が生きるのか?どんな自分の分人が生き生きとするのか?という問い掛けをヒントに、自分の原体験を思い出していってください。(尚、分人思想についてはこちら)
尚、自己PRでは、しばしば外資企業での面接選考で訊かれる問い掛けに対する答えを準備しておくことをお薦めします。これらの問いかけに1,2分で表現できるように自己PRをまとめておけば、シンプルに自分自身を表現できて、採用選考でのコミュニケーションがスムーズです。
- Who are you ?
- Why do you want to work here ?
- What are your long-term goal ?
僕のケースだと、就職活動の“軸”が「考えること、話すことそのものを仕事にしたい」「誰にも頼らず、1人で生きていけるスキルが欲しい」「Webをテーマにした戦略コンサルティングを事業とする組織で働きたい」というものだったので、それらの想いの原体験となった塾講師をしてたころの自分・大学院時代に世の中の流れについて想ったことと現在をつなげ、自己PRをしてました。
Which:第一志望はどこか?
贅沢な悩み、というやつかもしれませんが。しかし、自分の中で志望企業の順位を付けることは大切な考え方です。何故なら、「何故、その会社に自分がより惹かれるのか?」を問うことで、より自分自身の価値観や志向性に磨きを掛けられるからです。
ここでも、どんな自分の魅力が生きるのか?どんな自分の分人が生き生きとするのか?という問い掛けをヒントにしてみて下さい。
僕のケースだと、最終的には「自分の5年後がビジョンとして想像できるかどうか」が決め手でした。
という訳で
就活生の皆さん、ここに記されたものが全てではないし、1人1人に様々な就職活動の姿があるのだと思います。ただし、無理のないよう。
「もう自分はダメだ」「ここに落とされたら終わりだ」と、絶望することの無きよう。
そして、できる限り早く、それぞれの然るべき場所に落ち着いて平穏に辿りつけるよう、祈ってます。
尚、著者の狩野 みきさんはTEDにも出られてますね。動画はこちら。