僕の憧れ

いろいろあります。

イケメン


こればっかりは来世に期待している。たとえば、美容院とかで髪型を選ぶとき。ぐるーっと一通り見てから「まァ、所詮はこの顔だし」と思って「坊主ほどではないにしろできる限り短く」「これほど梳いて良いもんなんですか!?ってぐらいに梳いて下さい」このどちらかしか、僕は依頼しない。つまり、一度髪切ったら、いかに長く切らずにいられるか?すなわち、いかに投資対効果の高い髪型にできるか?という一点を考えている。

後は、切られながら美容師さんと「いやー、やっぱ印税生活って良い響きッスよねー」「この週刊SPA!の記事さいこーッスね!!」という話をするだけである。

でもほんとは、「アンニュイな髪型」とか「遊びゴコロのあるクセッ毛風髪型」に憧れている。冬、アンニュイな髪型で、十番の街頭に立って物憂げな白いため息をついたりしてみたい。具体的なイメージは男子フィギュアスケートの羽生結弦君である。ええ、ミーハーですとも。

そんでもって、これまたチョット旬の過ぎた(失礼)アデージョ(死語)から声掛けられたりなんかしちゃったりして「今、おひとり?」とか誘われてシャレオツなバーに入っちゃったりしちゃったりして

そんな現実は、来世に期待しようと思う。

頼りになる先輩


新卒社員一年目だったころが、この辺りの願望のピークだったように思う。何か年下と飲みがあれば奢り、何か相談事があれば相談に乗り。兎に角、「何でも俺に訊けよ」な雰囲気に憧れていた。今思えば、昔から続く「お人よし」な性分が一寸こじらせ気味になってしまっただけ、という気もしないでもない。

とはいえ、昔吹かせていた扇風機級の先輩風は、今やうちわレベルである。もうそんなに人前で自慢できるような人生でもないことは百も承知だし、そんなに一方的に教訓めいた話をするのであれば僕自身本でも読んで含蓄を増やしておきたいところだ。というか、さいきん全然本を読めてないので、白金台でシェフをやっている親友とのトークが若干、寂しい(お互い、読書仲間で本を貸し借りしているので)。小説読みたい。

願わくば、仕事ではさっさと優秀な後輩に追い抜かれて「今日からオマエは俺の上司だ!!」というミサワ風の決め台詞と共に、指示待ち症候群ステージⅣの患者になりたいものである。

ワイングラスを片手にぐるぐる


これは、僕が中学生時代から設定していた「かっこいい大人」の条件でもある。その証拠に、中学三年生の時、成人した自分への手紙を書きましょう、というお題に当時の僕は「ワインをクールに飲む大人になれてるか?」という文章を未来の自分宛てに書いていた。アホである。

その手紙を、無事20歳になった暁に僕は昔の担任から貰い、「なんだかなあ」という面持ちになりながら成人式に出た記憶がある。中学生の僕は、正真正銘の中二病だった(今もですけど)。

今でも、Francfrancなぞに入った折には、お店にあるバスローブを見て「これを着てワインをぐるぐる…!!してみたい…!!」と想像を膨らませ、しかし自宅の小ささを思い起こし「まずは引越しだね…」と自分自身を慰めていたりする。

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