”真実はいつもシンプル:すべての男は消耗品である”(著:村上龍)と自己成長の第一歩
昨晩、本棚にあったこの”真実はいつもシンプル:すべての男は消耗品である”(著:村上龍)が目に留まって「村上龍の趣味・志向性の発露以上でも以下でもない良書」(※すんごい褒め言葉です)を久々に読んで、ふと閃いたことがありまして。はたと思い立ち、首記の件について実践してみました。
1)「自分のダメなところ」を書き出す
基本的に「○○ができない」という、不可能であることを書き出すことになる。
問題とは、自分の思い描くto be像と現状とのGAPから生まれる。したがって、「○○ができない」という事象を解決すれば理想の自分に近づける(はず)。というロジックだ。
しかし、自分にできないこと(でも、できなきゃならないこと)と正面切って向き合うなんて、すごくしんどい。疲れる。そして、「俺はどうしてこんなにダメなのだろう」と思い、ついには悩み出す―
2)「何故できないのか」を掘り下げる
ここで、村上龍先生の名言を一つ。
悩む時、俺達には、情報か体力かそのどちらかが不足している。
わからないから悩むわけで、わからないのは情報が足りないのだ。
俺は、悩むのはしようがないと思っているが、悩むフリをしている奴は嫌いだ。名言です。 ここの「情報」には、経験というやつも含まれると僕は思う。
その一方で、やったことがないからできない、というのは半分正解で半分誤りである。何故なら、経験がボトルネックの不可能は、経験者に話を訊く(若しくは本を読む)ことで、ある程度想像を働かせることができるからだ。そう、「情報」って、ニュースだけじゃない。他者、書籍、もしかしたら、昔の自分自身かもしれない。
とはいえ、ただただ身体が疲れているのであれば、じっくりと休息を取った方が良いだろう。因みに僕は、基本的に眠気と疲労に弱いです(すぐ寝る)。人生のテーマは「無理はしない」なので。
3)問題解決の手段を抜け漏れなく書き出す
この国では、無知、あるいは知識や情報が足りないことが場合によって罪悪になるという認識が薄い。で、後は「こうしたら良いんじゃないかな」という手段・手法を考える。時にはフレームワークを使いながら、抜け漏れのないリストを作り緊急度・投資対効果に準じたプライオリティを付ける。これが、紛れもない、自分の成長の第一歩だ。
因みに、今回僕は「○○さんに話を聴く」という問題解決が非常に多くなった。仮説思考というのは、最低限の情報があって初めて機能するのだな、と、最近よく思うので。
少しずつ、少しずつ。そんなところです。