ロジカルシンキング修行のための厳選書籍5冊
僕が新卒でコンサルティングファームに入って良かったな、と思うことの一つは、「考えるということ」に興味が湧いたこと。人が思考する、その目的とプロセスをどのように設定すべきか?というテーマを追求することで、自分自身の仕事の仕方を定期的に見直すきっかけになったことだ。
著者は、ロジカルシンキング・ライティングの古典ともいえるバーバラ・ミントの「考える技術・書く技術」の日本語版翻訳者。ここで、原典の「考える技術・書く技術」ではなく“入門編”を持ってきたのには訳がある。
最後はこの本。ロジカルシンキング、というテーマで、ここまで内容を因数分解できるということ自体に驚きを隠せなかった。
特に、分析作業におけるグラフの存在意義、及び合理的な分析をするためのイシュー・アナリシスの内容は何度読んでも「凄い」と思う。
僕は、ここに書かれた手技で仕事のできるような人材になりたいと思った。今も、僕はその道程の最中にいる。
以上の本の内容を実践できるようになれれば、その人は効率的・効果的な仕事の仕方を身に着けた一流の知識労働者だろう。
自分がんばー自分がんばー
そこで、ふと想い起したように読み直すことの多かった書籍たちを、一度棚卸ししようと思い立った。
(ただし、ここに書かれる内容の本を読む前に、この本を読み込み、実践することの方が遥かに重要であることは暗黙の了解、という奴だ)
(ただし、ここに書かれる内容の本を読む前に、この本を読み込み、実践することの方が遥かに重要であることは暗黙の了解、という奴だ)
イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」(著:安宅和人)
ここに書かれている内容が、ロジカルシンキングの全体像である。
バリューのある仕事を生み出すには「根性」に逃げ、「犬の道」を通ることの無きよう、正しく、何がイシューなのかを“見極める”ことが第一。すなわち、仕事の目的・人が思考することの目的とは何なのか?を、まず第一に考えよ。と、著者は本書で(何度も)主張している。
マッキンゼーで有名になった“空・雨・傘”のプロセスを知る上でも、とても分かりやすい文章だ。
バリューのある仕事を生み出すには「根性」に逃げ、「犬の道」を通ることの無きよう、正しく、何がイシューなのかを“見極める”ことが第一。すなわち、仕事の目的・人が思考することの目的とは何なのか?を、まず第一に考えよ。と、著者は本書で(何度も)主張している。
マッキンゼーで有名になった“空・雨・傘”のプロセスを知る上でも、とても分かりやすい文章だ。
入門 考える技術・書く技術(著:山崎 康司)
単純に、僕には原典で言っている内容がよく分からなかったのだ。ざんねん。
一方、こちらは簡易な日本語で、分かりやすい。しかも、「日本人は何故ロジカルになれないのか?」という問いに答え、日本語特有のロジカルシンキングにおける落とし穴の見える化とその解決策を示されているところが、とても良かった。
佐藤可士和の超整理術(著:佐藤 可士和)
仮説が大切、仮説検証が大切、仮説仮説…というお話の前に。人と話すこと、コミュニケーションの大切さを知っておくと良いだろう。
パッと見、「・・・ロジカルシンキングじゃ、ないんじゃないですか?」という本の様に見えるが、これはれっきとしたロジカルシンキングの本であり、コミュニケーションの本である。
特に、仕事で「ヒヤリング」「インタビュー」といった作業をする人、転職した人、新しい仕事の領域に踏み込む人にとっては肯けるところがあると思われる。何故なら、自分がそうだったから。
パッと見、「・・・ロジカルシンキングじゃ、ないんじゃないですか?」という本の様に見えるが、これはれっきとしたロジカルシンキングの本であり、コミュニケーションの本である。
特に、仕事で「ヒヤリング」「インタビュー」といった作業をする人、転職した人、新しい仕事の領域に踏み込む人にとっては肯けるところがあると思われる。何故なら、自分がそうだったから。
仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法(著:内田 和成)
そして、このベストセラーである。仮説を持て、という詞と、その厳しさ・効率志向で間接的にBCGや早稲田大の経営学修士コース、コンサルティングファーム全体のブランディングに資した本書。
仮説を持つことの効用と、その困難さを知る者にとって、この本で描かれる現場のやり取りは耳が痛くなることだろう。しかし、それは恥ずべきことではない。
知りえた情報を基に実践し、身体的な学びとして吸収しようとする、切迫した危機感と動機付けの表れなのだから。
仮説を持つことの効用と、その困難さを知る者にとって、この本で描かれる現場のやり取りは耳が痛くなることだろう。しかし、それは恥ずべきことではない。
知りえた情報を基に実践し、身体的な学びとして吸収しようとする、切迫した危機感と動機付けの表れなのだから。
思考・論理・分析―「正しく考え、正しく分かること」の理論と実践(著:波頭 亮)
特に、分析作業におけるグラフの存在意義、及び合理的な分析をするためのイシュー・アナリシスの内容は何度読んでも「凄い」と思う。
僕は、ここに書かれた手技で仕事のできるような人材になりたいと思った。今も、僕はその道程の最中にいる。
以上の本の内容を実践できるようになれれば、その人は効率的・効果的な仕事の仕方を身に着けた一流の知識労働者だろう。
自分がんばー自分がんばー